結婚をめぐる心理とは

妥協せずに結婚するには

 

あなたが、この世界を思いどおりにしたいと思ったら、二つのうちのどちらかを変えればよいのです。

 

一つは、目的にたどり着くために「自分を変える」こと。

 

たとえば、結婚を考えている男性を分析し、その男性に最も価値のある女性に自分を変え、正しい駆け引きをすることです。

 

もう一つは、「目的そのものを変えてしまう」ことです。

 

たとえば、あなたがこれまで「恋愛対象にしていなかった男性」を「恋愛対象」にしてしまえば、あなたは結婚しやすくなります。

 

「妥協なんて、全くする気はない!」と思うかもしれません。

 

「それができれば苦労しない!」とあなたは思うかもしれないですし、「私は十分に妥協しているけど見つからない!」と思うかもしれません。

 

しかし、本人が「妥協した」と思わずに妥協していることは、よくあることなんです。

 

結婚をめぐる「男の心理・女の心理」

 

人間の選択は曖味で、目的そのものが変わることは、人生の中で時々起こっています。

 

多くの人は、心のあり方は一定と思っているが、実はとてもいい加減で、頼りないものなのです。

 

私たちは、知らず知らずのうちに、一定しない自分の心のあり方に振り回されているんです。

 

つまり、あなたは自分の心を注意深く上手にコントロールすることで、結婚しやすくなります。

 

そこで、ここでは、「心のあり方」について考えてみたいと思います。

 

さて、多くの人は、「心変わり」をしたその時、「気づいた」という言葉を使います。

 

私の知人のメーカーに勤める三十二歳の男性の話を聞いてください。

 

彼は二年間、恋人と同棲していました。

 

彼の恋人は毎日、彼に料理を作り、掃除洗濯をし、彼に結婚したいと時々言っていました。

 

しかし、彼は彼女が最高とは思えず、また結婚をする気も起こらず、それを引き延ばし続けていました。

 

付き合って二年以上が経ったある夏の日、また彼女が「結婚したい」と彼に言い、彼はいつものように、「そのうち考える」とお茶を濁しました。

 

翌朝、彼が目覚めると、隣に寝ているはずの彼女がいないんです。

 

また、部屋が妙に片付ていることにも気づいたんです。

 

彼女の荷物が見当たらないのです。

 

慌てて窓の外を見ると、引っ越し業者のトラックが正まっていて、そこに彼女が荷物をどんどん積んでいる姿が見えました。

 

彼が急いで車に駆けつけ、「何してるの?」と聞くと、彼女は「もう終わり。私はあなたの前からいなくなるから」と言ったんです。

 

その瞬間、彼は「彼女しかいない」と思ったそうです。

 

そして、引っ越し業者の運転手さんに謝って帰ってもらい、その場でプロポーズをしました。

 

この瞬間、彼は彼女が好きだと「気づいた」のです。

 

ある時まではそれほど重要とは思えなかった相手が、突然かけがえのない最高の人になる。

 

そしてそれは「手に入っだ距離にあったものが、突然去ること」によって起きたのです。

 

もし、相手の女性が尽くし続け、目の前から消えることがなかったら、彼は彼女のことを好きだとは思わなかったかもしれません。

 

女性にとって「かけがえのない男性」の正体とは?

 

さて、マルコムーグラッドウェルのベストセラーの一冊、『天才! 成功する人々の法則』(講談社)という本には、面白いことが書かれています。

 

この本には、ビートルズが成功したのも、ビルーゲイツが大金持ちなのも、モーツァルトが音楽の天才といわれるのも、彼らの努力や才能の結果ではなく(もちろん、彼らの努力や才能もあるでしょうが)、それよりずっと人きな要素として、たまたま彼らがそうなる環境に身を置いていたからだということが、説得力のあるデータとともに書かれています。

 

多くの人の人生の選択は、自分の意志で決めているように見えて、実はそのほとんどが環境の影響を受けているんです。

 

経済の流れ、たまたま起こる恋愛の駆け引きや、国や会社の方針……。

 

人生の選択はそんなものに影響を受け、ふわふわ漂っているような、曖昧なものであることがほとんどなんです。

 

どんな成功者でも、どんなに人生を確実に歩んでいるように見える人でも、「環境」の影響を受け、たまたま、現在の位置にたどり着いているんです。

 

そう考えると、あなたに結婚相手が見つからないのも、あなたが彼との結婚に踏み切れないのも、「この人こそ」と思う人に出会えないのも、環境や、それに影響を受けたあなたの性質に大きな原因があり、それが変わることで変わるかもしれないということなのです。

 

人の選択は曖昧で、今、あなたが執着している男性が、本当に理想の男性かといえば、そうではない可能性が高かったりするのです。

 

好きになった彼(恋人とは限りませんが)と結婚したいという女性がたくさんいますが、その多くが、あまりお勧めできない男性か、どこにでもいる普通の男性だったりします。

 

ある一定の行動を男性がとったことで、その女性に男性への強い執着ができてしまい、相手がかけがえのない人になってしまっているケースが多いのです。

 

「恋愛からの結婚」と「結婚するための結婚」

 

さて、女性を結婚に導く最も重要な囚子の一つは、間違いなく「不安」だと私は思います。

 

それを示す一つの証拠として、ここ数年ヤフーニュースに出てくる、すべての結婚した女性タレントの年齢と、その相手を調べてみた結果、面白いことがわかりました。

 

彼女たちは非常に美しく、一般女性と比べても「市場価値」がとても高いのです。

 

その気になれば、すぐにでも結婚できるでしょうが、年齢によって選ぶ相手の種類が変わるのです。

 

いわゆる「有名人どうし」の結婚は、二十代の頃がほとんどで、三十代になると急に一般人の割合が増えるのです。

 

これは、結婚における相手選びが、年齢によって変わることを示唆しています。

 

二十代前半は、「恋愛からの結婚」。

 

つまり、好きになった異性と結婚するのですが、本人の市場価値も高く、自分と同じレベルの相手を選んだ結果、有名人どうしの結婚が多くなるのだと思います。

 

「恋愛の延長線上」に結婚があるのだと思ういます。

 

アラサーになると、「結婚するための結婚」となり、とにかく結婚をしたくなるので、結婚相手として一般人も選ばれるようになるのでしょう。

 

芸能人は常に多くの人たちから「市場価値」を見積もられています。

 

視聴率を取れなくなったり、仕事の質が落ちたり、ネットの掲示板などで餒しい批評を書かれたりして、自分の価値が落ちたと感じやすく、未来に不安を感じる。

 

そう感じはじめる年齢が、芸能人では三十歳頃なのでしょう。

 

芸能人を例にあげましたが、ぜひまわりの女性たちを見てほしいと思います。

 

これと同様のことが起きているのではないでしょうか?

 

女性も気づかない間に、年齢や環境で、選択の理由を変え、かつて重要たったものが重要でなくなることはよくあります。

 

これが、自分を変えることで、結婚ができるということです。

 

不安は大きな力で人を結婚に導く

 

知り合いに、結婚相談所のアドバイザーの人がいます。

 

彼女によれば、一生、結婚できないのではないか」という不安に襲われ、眠れなくなる会員さんもいるそうです。

 

場合によっては、そのくらい強い不安が必要になるときもあります。

 

時々、スピリチュアル好きな女性や、「成功哲学」をかじっている人が言う決まり文句があります。

 

「ネガガティブな感情で動くとよくない。ポジティブな感情でないとうまくいかない」

 

私はそれには同意できません。

 

この世界には、ポジティブな感情とネガティブな感情があり、その両方に意味があると思います。

 

その両方が人を動かすモチベーションをつくるのです。

 

そして、人生の選択において、不安の感情はとても重要で、そこから逃れるようにして人は選択をしているケースが多くあります。

 

結婚は、その典型だと私は考えています。

 

 

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